2008/04/10

ヒトコト英語 - 「ざまぁみろ!」

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Serves you right!

あまり心地の良いフレーズではありませんが。
本来は"It serves you right."、つまり「(君には)当然の報いだ」ということですが、日常でしばしば感嘆的に使われています。
"They say he got arrested at last.(アイツ、ついに捕まったらしいよ)"→"Serves him right!(ざまぁw)"ってな感じで応用できます。

2008/04/09

痛いジャパ英語 - 某お得商品の場合

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Both sides can be used for the each company product together.

画像の通り、どうやら「各社共通・両面使える」ということを言いたいようです。気持ちは分かりますがw
まず、"each"に冠詞"the"は付かないので注意。
次に、「各社共通」は英語では単に"standard (standardized)"と言います。
あと、これは特にコピー系の英語でよく使う手法ですが、「~できる」という売り文句に関して"-able (-ible)"で造語することあります。今回で言えば、「使える」というのはすなわち「拭くことができる」わけなので、"wipable"となります。

以上を踏まえると、例えば"standard, wipable with both sides."といった感じでシンプルに収まるのではないでしょうか。

ちなみに、「両面」は"both faces"ということもあります。

2008/04/08

カーネギー・ホールにまつわるエピソード

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アメリカの実業家・慈善家であるアンドリュー・カーネギー (Andrew Carnegie) によって建てられた歴史ある建物、カーネギー・ホール(Carnegie Hall)。ニューヨークのマンハッタンに位置し、古くからクラシックやジャズ、ポップスなど幅広い音楽のコンサートが催されており、世界中の人々が訪れる観光スポットとしても有名です。

私は現在、このようにインターネットや語学に関わる仕事に携わっていますが、実はかなり深い「音楽人」で、音楽講師という一面も持っています。そんな私のように、世界中の音楽家にとって「カーネギーホール」とはまさに「夢の舞台」であり、そのステージの上に立つということは他の何にも替えがたい栄誉なのです。
私もいまだに夢見て止みませんが。

今回は、そんなミュージシャンの憧れであるカーネギーホールを象徴するようなエピソードをご紹介します。

ある時、ポーランドのピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein)が、マンハッタンの街角を歩いていると、一人の若い男にこう問いかけられました。

- Pardon me sir, but how do I get to Carnegie Hall?(すみません、カーネギーホールへはどうやって行けば良いのですか?)

そこで、ルービンシュタインはこう答えたそうです。

- Practice, practice, practice.(練習あるのみですよ。)

この若者、何も知らずに道を尋ねたのでしょうが、よりにもよって偉大な音楽家に声を掛けてしまったのが間違いでしたね。

ちなみに、現在のカーネギーホールのオフィシャルサイトに、このエピソードを彷彿させるような面白い一文を見つけたのでご紹介します。

While it takes some people a lifetime of practice to get to Carnegie Hall (as the saying goes), others just have to follow these simple directions.(生涯を練習に費やしてカーネギーホールへ辿り着く方々もいらっしゃいますが、それ以外の方々は下記のシンプルなガイドに従ってご来場下さい。)

http://www.carnegiehall.org/article/the_basics/art_directions.html

皆さんも「観客」としてならば割と簡単に行けそうですよ。

2008/04/07

痛いジャパ英語 - 某レストランチェーンの場合

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Fine food is our business for the people hospitality cleanliness

全国展開する某レストランチェーンのウェブサイトより。サイトの全頁にわたってヘッダー部ロゴ横に記載してあるので、恐らく企業コピーです。
えー、ちょっとツッコミどころが多すぎて手のつけようがありませんw
百歩譲って"We serve you dishes with our total hospitality"あたりでどうでしょう。

2008/04/06

ヒトコト英語 - 「紅茶には何か入れる?」

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How do you take your tea?

いかにも英国っぽいフレーズですね。いや、もちろんteaじゃなくても、coffeeやsaladなど何でもいけますが。
これは、「どんな風に紅茶を頂きますか?」という問いかけなので、意訳すると「紅茶にお砂糖とか入れますか?」みたいなニュアンスになります。
答え方としては、“I'd like it black.(そのままで結構です)”などが適当です。

ちなみに、紅茶のストレート、“black”の他にも“clean bright”と言ったりもします。

2008/04/05

ヒトコト英語 - 「何だと思う?」

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Guess what.

これは使うシチュエーションによって意味合いが変わるフレーズです。
例えば、箱に入ったプレゼントを人に渡す際に使えば"Guess what is in it.(何が入ってるか当ててごらんよ。)"を省略したもの、話のオチの前で使えば"Guess what happened.(で、どうなったと思う?)"を省略したものといった感じで、かなり幅広い意味を持ちます。
もちろん、"what"を他の疑問詞("who"など)に置き換えることも可能です。

2008/04/04

ヒトコト英語 - 「お先にどうぞ」

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After you.

「あなたの後で」という直訳でもお分かりの通り、人に道を譲ったりする時に使うフレーズです。
レディファーストが重んじられる欧米諸国に行く際、男性にはぜひ覚えて頂きたいヒトコトです。

2008/04/03

ヒトコト英語 - 「お願いだから!」

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For goodness sake!

"For God's sake"とも言いますが、宗教的な問題もあって"goodness"の方が好まれます。
このフレーズは、人に何かをお願いした後に付け足して強調するものです。
【用例】Take me together with you! For goodness sake! (私も連れてってよ!お願いだから!)

2008/04/02

痛いジャパ英語 - 某家電販売店の場合

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S・E・D - Super Everyday Discount

某大手家電専門店の建物外壁に掲げられているコピー(?)です。
多くは語りませんが、恐らくかなり多くの人たちが「?」と思っていることでしょう。
まず、英語の略字を「・」で区切るということから見直してみましょう。
ちなみに、安さを表す形容詞についてはご存知の通り、"inexpensive"は「安い」、"cheap"は「安っぽい」です。

ヒトコト英語 - 「まさにそれが欲しかったんだよ!」

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That's exactly what I wanted!

"exactly"は「まさに、ちょうど」という意味なので、軽い感じで「それ欲しかったんだよねー」と言いたい場合は省略可です。"wanted"の部分を他の動詞に替えれば幅広く応用が利く、日常会話で超頻出の英語表現です。

2008/04/01

ヒトコト英語 - 「絶好調ですよ」

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Can't complain.

"complain"は「不平・不満をいう」という意味。この文を直訳すると「愚痴ることができません」となり、つまりは「愚痴も言えないほど好調(元気)です」という意味になります。"How Are you?"に対する答えに使ってみては?

So where the bloody hell are you?

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早いものでもう一昨年の話になってしまいますが、オーストラリア政府観光局は同国の観光地としてのイメージアップを図るために、あるキャンペーンを打ち出しました。そのキャッチコピーは“So where the bloody hell are you?(で、あなたは一体どこにいるの?)”。
ウェブサイトのURLも“http://www.wherethebloodyhellareyou.com”という分かりやすさです。

テレビ用のCMではグレートバリアリーフやエアーズロックなど、オーストラリアの大自然をフィーチャーし、その最後に若い女性がこのキャッチコピーを視聴者に投げかけます。ここ日本でもOAはもちろん、交通広告などでかなり露出していたので、皆さんもご存知かと思います。
何と言っても、このキャンペーンにオーストラリア政府が費やした広告費は実に18億ドル。かなりの本気です。

しかしこのキャンペーン広告、当初はイギリスで騒動を巻き起こしました。
イギリスのテレビCM監査機関(BACC)が、この“the bloody hell”という表現が不適切であるとの理由で、同国での放送を拒否したのです。これはオーストラリアの若者がよく使う言い回しなのですが、確かに、決して上品な表現ではありません。

ところが、この一件で相当な“話題性”を得たことが功を奏し、同ウェブサイトのPV数は激増。蓋を開けてみれば、普通の広告以上の宣伝効果を得た結果となりました。

ただ、この一件には裏話があります。
実はこのオーストラリア政府観光局、事前にBACCから“the bloody hell”は承認できない旨の警告を受けていたのです。
それに対しオーストラリア政府観光局は、「このニュアンスを他で換言することはできない」として断固とした姿勢を崩しませんでした。そこには“話題性”を目論んだオーストラリア政府観光局のしたたかさがあったのかも…。

結論としては、この“問題作”であるキャッチコピーが巻き起こした騒動も、オーストラリア政府観光局にとっては“追い風”となったわけで、それによって在り来たりのキャンペーンでは生み出しえない効果を得ることに成功したのです。

皆さんもオーストラリアに親しいお友達ができたら、是非使ってみて下さい。
"You're bloody great, mate!!"